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【伝承館】新たな取り組みが始まりました!

印刷用ページを表示する更新日:2023年3月2日更新

伝承館では現在「Pentagram」という取り組みが進められています。

~取り組みの内容~

「芸北民俗芸能保存伝承館」「まちづくりセンター」「北広島町図書館」

「戦国の庭歴史館」「芸北高原の自然館」の5つの施設が協力して、

展覧会を主催したり、各施設でも見ることができるように巡回展を行っています。

その取り組みとして

北広島町図書館で末広一一からみる北広島町の文学・絵画が開催されています。

一一

末広一一が実際に北広島町出身の画家靉光と交わした手紙や、

たくさんの絵が展示されているのでぜひ足を運んでみてください!

画家「田中頼璋」

先ほど紹介した、末広一一が最初に絵を教わったのが「田中頼璋」でした。

らいしょう

引用元:名田富太郎 著『広島県山県郡史の研究』 

明治元年、島根県邑智郡市木出身でしたが、

画家として自立する事を目指して16歳の時、長州(山口県)の萩に赴き、

森寛斎(幕末から明治にかけて京都で活躍した画家)に師事しました。

その後各地を巡る旅絵師となりました。

八重村(北広島町八重)に滞在したとき、村内の女性と結婚。

明治32年に32歳で上京を果たし、川端玉章に入門(日本の画家。東京美術学校の教授・川端が学校を開設)このとき、頼璋と号しました。

その後、明治日本美術協会に出品の「山居水住」が銀牌を受賞し、出世作となりました。

大正12年、関東大震災にて被災し、広島に帰郷。

広島で精力的に制作をつづけ、晩年は後進の育成に尽力し、74歳で亡くなりました。