吉川氏城館跡(きっかわしじょうかんあと)の発掘調査から20年以上の月日が経った今、遺跡と活用のあり方を考えるシンポジウム「中世遺跡の調査と保存・活用」を開催したところ、町内外から研究者や文化財に関心を持つ方が大勢集まりました。
シンポジウムでは、比治山大学名誉教授である松下正司(まつしたまさし)先生の講演をはじめ、草戸千軒町遺跡(くさどせんげんちょういせき)、石見銀山遺跡(いわみぎんざんいせき)、吉川氏城館跡の担当者がそれぞれ報告を行い、最後には発表者による座談会も開かれました。本県を代表する中世遺跡を管理する北広島町として、新しい情報を発信し続けること、そのために地道な研究が必要であるということが話されました。また、会の前には吉川氏城館跡の現地解説会も行いました。