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2015年07月08日【戦国の庭 歴史館】 講演会『人骨が物申す~人骨から北広島町人のルーツと未来を探る~』を行いました。

印刷用ページを表示する更新日:2015年7月8日更新

6月21日、千代田中央公民館で、塚ヶ原横穴墓(つかがはらおうけつぼ)出土人骨講演会を開催しました。
まず、佐々木直彦(ささきなおひこ)生涯学習課長が、塚ヶ原横穴墓の発掘調査について報告を行いました。人骨発見当初の警察署とのエピソードに触れながら、横穴墓の構造や特徴・出土品について紹介し、北広島町の古墳時代の墓制を考えるうえで貴重な資料であると報告しました。
次に塚ヶ原横穴墓から出土した人骨を鑑定された松下孝幸(まつしたたかゆき)氏がこれまでの北広島町内でみつかった人骨の特徴や塚ヶ原人のルーツについて報告されました。 また、現在では美しいとされるシャープな顎や細く長い手足は実は短命化の兆候で、現代の生活習慣や食生活の見直しが必要であると、40年間人骨の調査に関わってこられた先生ならではの観点から訴えられました。未来を予測するために過去を調べるんだという松下先生の信念が伝わる講演に、聴講者は聞き入っていました。
この講演会の関連行事として、戦国の庭歴史館では塚ヶ原横穴墓の出土品や出土人骨を3週間限定で展示しておりますので、ぜひお越しください。


松下先生講演 塚ヶ原発掘調査について出土品展示