農業振興計画
計画策定の趣旨
1 策定の考え方
現計画である「第3次北広島町農業振興計画」は、平成29年3月に策定し、本年3月で8年が経過しました。
この間、農業・農村・食料をめぐる動きは、新型コロナウイルス感染症対策の取り組み、不安定な海外情勢等による国際環境の変化による農業資材の高騰、農業従事者の高齢化、食料安保を踏まえた食の安全・安心への対策等の農政展開が大きく変化する中で、いかに地域の農業を維持していくかが大きな課題となっています。
本町の農業・農村を取り巻く環境は、農業従事者の高齢化及び5年水張問題等による遊休農地の拡大、有害鳥獣被害の増、資材高騰による生産コストの増などの厳しい状況に直面おり、持続可能な農業に向けて、いかに対策をしていくかが重要です。特に農業後継者の不足は、持続的な農業経営ができなくなるだけでなく、一部において集落機能の維持自体が危惧されており、大きな課題となっています。
こうした情勢のなか、本町の農業の持続的な発展を目指すために、「第2次北広島町長期総合計画・【改訂版】」との整合性を図りつつ、現計画下における本町農業の現状と課題を整理するとともに、農業従事者、住民、関係団体、行政等が連携、協力し、さまざまな取り組みを総合的に実施していくために、現行の北広島町農業振興計画を見直し、新たに策定するものです。
2 計画の位置付け
本計画は、令和4年3月に策定したまちづくりの基本指針である「第2次北広島町長期総合計画・【改訂版】」を本計画の上位計画と位置付け、本町における農業振興の基本指針とします。
3 計画期間
計画期間は、令和7年度(2025年度)から令和16年度(2035年度)までとしますが、社会情勢及び農業・農村をとりまく状況の変化等を考慮し、おおむね5年後に所要の見直しを行います。