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印刷用ページを表示する更新日:2024年1月15日更新

 全世界に猛威を振るい、私たちの生活に大きな影響を与えた新型コロナウイルス感染症は、昨年5月に感染症の位置づけが2類相当から5類に引き下げられました。新しい生活様式をうまく取り入れながら徐々にコロナ禍前の状態に戻りつつあり、「4年ぶり」という言葉があちこちで聞かれ、祭りやイベントも復活してきています。しかし、実感としてはまだまだといったところではないでしょうか。自粛ムードを引きづったまま、何をするのもおっくうになっていないでしょうか。「今日の自分が一番若い」をかけ声に元気を出して、多くのことにチャレンジしてまいりましょう。

 ロシアのウクライナ侵攻やガザ・イスラエル紛争は先行き不透明で、歴史的円安、エネルギー価格をはじめとした長引く物価高騰、働き方改革、担い手不足、子ども子育て支援、デジタル改革など私たちを取り巻く環境は、まさにめまぐるしく変化しています。この変化に柔軟に対応していくための、行財政改革もおろそかにしてはなりません。

 本町では令和3年まで5年連続で豪雨災害に見舞われてきました。特に令和3年災害は本町始まって以来の、災害ごみによる環境省の査定を受けるなど、まれに見る大災害でした。ここ2年大きな被害は発生していませんが、要支援者を対象とした個別避難計画の策定などしっかりと有事に備えてまいります。

 昨年5月にG7広島サミットが開催されました。本町としても、食や文化、郷土芸能、工芸品などでその魅力を余すところなく発揮できたと思います。近隣市町で合同神楽団を結成してG7及び招待国の首脳らの前で上演し、国際メディアセンターにおいても、壬生の花田植と八岐大蛇を公演しました。

 「ひろしま神楽」を広く発信するため、昨年は大阪公演や米国ロサンゼルス公演なども実施してきました。特に米国公演に際しては企業様から多くのご寄付を賜りました。心より厚く御礼申し上げます。その成果でしょうか、舞ロードIC千代田で開催している神楽の日公演にも外国人観光客を見かけるようになりました。益々の広がりに期待するところです。

 町が掲げるスポーツをキーワードとしたまちづくりでは嬉しいニュースがありました。昨年10月中国杭州市で行われた第19回アジア競技大会に出場した、どんぐり北広島ソフトテニスクラブの高橋乃綾選手が国別対抗団体戦とミックスダブルスで「金」、女子シングルスで「銀」と3個のメダルを獲得されました。前回に続いての大活躍で、応援する私達に笑顔と勇気そして感動を沢山届けてくれました。

 本町はゼロカーボンタウン実現を図る取組の基本方針として、(1)省エネルギー社会の推進、 (2)小さなエネルギー生産工場の整備、 (3)森林の適正管理を掲げています。
(1)については、昨年からゼロカーボンタウン推進加速化補助金と省エネ機器買換等補助金を活用して個人や事業者の皆様にもご理解とご協力をいただいているところです。
 本年は(2)の取組として、豊富な自然資源の強みを活かした再生可能エネルギーの地産地消を推進し、小売電気事業によって得られる収益を活用して地域の課題解決の取組に資するため、地域エネルギー事業体の設立を図ってまいります。あわせて(3)については、CO2の森林吸収による削減を進めるため、町全域の森林の管理方針と持続可能な林業モデルをとりまとめた森林ビジョンを策定します。

 人口減少、財政規模縮小などが避けては通れないなか、さまざまな分野において北広島町ブランドの確立・発信に力を入れ、選ばれるまち、北広島を追求してまいります。限られた財源のなかで創意工夫しながら、持続可能なまちづくりに向け覚悟を決めて実行してまいります。今後とも町民のみなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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