再生可能エネルギーへの取り組み
北広島町 再生可能エネルギーへの取り組み
北広島町は、地域が育んできた森、清流、里山、田畑などの豊かな自然の恵みを、まちづくりの貴重な財産として将来にわたって継承することができる持続可能な地域環境づくりに取り組んでいます。その一環として、再生可能エネルギーへの取り組みを紹介します。
再生可能エネルギーへの取り組み
太陽光発電
道の駅 舞ロードIC千代田 【太陽光発電パネル・LEDライト】
中国自動車道千代田IC横にある道の駅 舞ロードIC千代田の屋根には太陽光発電パネルが並び、施設で使用する電気を発電しています。施設内の電球はLEDを使用しており、環境負荷が少なくなるよう努力しています。
道の駅 舞ロードIC千代田では、採れたて野菜の産直市が人気です。平成25年にはリニューアルオープンし、新たにレストランが誕生、産直市も拡大しました。
広島バスセンターから定期的に千代田ICまで高速バスが走っていますので、どなたも気軽にお越しいただける施設です。バス停と道の駅をつなぐ連絡路から太陽光発電パネルがはっきり見る事ができます。ぜひ再生可能エネルギーを有効活用している施設と新鮮野菜をご覧ください。
※道の駅以外にも、庁舎太陽光発電パネルなど、太陽光発電への取り組みがあります。
北広島町役場 庁舎太陽光発電パネル
小水力発電所
川小田小水力発電所・芸北オークガーデン 【小水力発電所】
スキー場集積地である北広島町芸北地域にある温泉宿泊施設芸北オークガーデンは、川小田小水力発電所で発電する電力を使用して営業しています。
中国山地を一望できる露天風呂や高原野菜・高原豚と日本海直送の海産物が楽しめるレストランを有する芸北オークガーデンは、使用する電力の多くをクリーンなエネルギーによってまかなっています。中国山地の山と水が実感できる芸北へぜひ一度お越しください。
バイオマス
せどやま再生プロジェクト 【木質バイオマス】
せどやま再生プロジェクトは、国内木材価格の低迷等により荒れてしまった「せどやま(家の裏山、里山)」を住民たち自らの力で再生させようとするプロジェクトです。せどやまで大きくなっている木をバイオマスとして活用することで、ふる里の自然や景観を取り戻すこと、地球温暖化の抑止に貢献すること、さらには地域の経済を活性化することを目的としています。
せどやまの荒廃は、木を山から下ろしても利益にならない程度の値しかつかないため、意欲がわかず放っておく等の理由が考えられます。しかし、せどやまの荒廃に心を痛めない地元住民はいません。そこで、せどやまの有効活用が進む仕組みを整備し、住民主体の活動を始めたのです。
平成24年に住民組織である西南地区振興協議会を主体とした取り組みがスタートしました。参加者が集めた木を買い取り、販路を探します。木の買い取りは、市場価格より上乗せした額で買い取り、地元商店のみで使える地域通貨で支払われます。上乗せ額での買い取りのため、住民はせどやま整備への意欲が高まり、地域通貨が流通すれば過疎化で衰退した地元商店も賑わい地域活性化にもつながる活動です。せどやまの景観が良くなったと多くの住民に好評です。
平成30年から運営団体がNPO法人西中国山地自然史研究会となり、今後は、山の整備の担い手育成や安定した販路の確保などの課題解決に向けて努力していきます。
ペレット製造 【木質ペレット】
北広島町今吉田にあるヒロシュウ株式会社は、木質ペレットの製造会社です。
北広島町の公共施設にはペレットストーブを導入している施設も有り、ペレットストーブの暖かさを実感する事ができます。
お問合せ先
- 道の駅舞ロードIC千代田<外部リンク> Tel 0826-72-0171
- 芸北オークガーデン<外部リンク> Tel 0826-35-1230
- 川小田小水力発電所 北広島町役場芸北支所産業建設係 Tel 0826-35-0111
- 壬生発電所・潜龍発電所 広島北部農業協同組合 Tel 0826-42-1111
- せどやま再生プロジェクト<外部リンク> 事務局NPO法人西中国山地自然史研究会 Tel 0826-36-2008
- ペレット製造 ヒロシュウ株式会社<外部リンク> Tel 0826-85-1020
(注)町が管理する川小田発電所は施設の性質上・または気象条件により見学をお断りする場合があります。
川小田小水力発電所
新エネ百選 平成21年6月1日認定
庁舎太陽光発電システム
NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)と経済産業省は、全国各地における新エネルギー等利用の優れた取り組みを「新エネ百選」として選定しました。
この「新エネ百選」に、北広島町の庁舎太陽光発電システムと川小田小水力発電所が選ばれました。
6月1日、「新エネ百選」選定シンポジウムが東京で開催され、経済産業大臣から認定証を受けました。