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花田植をする意味

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新

花田植をする意味

 花田植は、田の神に豊穣を祈願する行事です。しかしその他にも様々な意味を合わせ持っており、それは時代によって変化しています。
 娯楽的側面はいつの時代もありましたが、昔は「日常とは違う特別の田植」だったものが、農業の機械化が進んだ現在では、「昔の田植」自体を楽しむものになっています。 
 近世など、稲作が暮らしの中心だった時代には、社会生活や労働といった側面が強く、反対に昭和時代以降は地域・郷土が意識された文化的側面が強く意識され、さらに現在では廃れてしまった道具の使い方や牛を操る技など、以前の稲作技術を残す資料的価値も現れています。
 花田植は、様々な部分で形を変えながら継承されて来ました。そこにはそれぞれの地域や時代の担い手たちの認識が反映されていると言えます。

昔と今