赤ちゃんがお母さんからもらった病気に対する抵抗力(免疫)は生後3~8か月のうちに自然に失われます。そのため、赤ちゃん自身で免疫を作って病気を予防する必要があります。これに役立つのが予防接種です。
子どもの発育とともに外出の機会が多くなるため、早めに予防接種で免疫をつけ感染症にかからないようにすることをお勧めします。
予防接種は法律等により対象年齢、接種方法が定められています。定められた対象年齢、接種回数、接種間隔でない場合、特例を除き費用が自己負担となります。また、健康被害が発生した際、予防接種法に基づく救済を受けられない可能性もあります。
予防接種を受ける際は、説明書をお読みになりご理解いただき、接種スケジュールなどかかりつけ医と相談の上、接種してください。
令和6年4月から「4種混合ワクチン」と「ヒブワクチン」が一つになった「5種混合ワクチン」が定期接種の対象となりました。
令和6年4月から「15価肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)」が定期接種の対象となりました。
定期の予防接種は、ワクチンで防げる感染症の発生及びまん延を予防する観点から非常に重要であり、感染しやすい年齢を考慮して感染症ごとに接種年齢を定めて実施しているものです。
特に、乳児の予防接種を遅らせると感染症に罹患するリスクが高い状態となるため、予防接種は遅らせずに予定通り受けるようにしてください。
遅らせないで子どもの予防接種(厚労省チラシ) [PDFファイル/190KB]
異なるワクチンの接種間隔について、注射生ワクチンどうしを接種する場合は、27日以上あける制限は維持しつつ、その他のワクチンの組み合わせについては、制限がなくなっています。
ただし、特に医師が必要と認めた場合、他のワクチンと同時に接種することができます。
また、同一種類のワクチンを複数回接種する場合は、接種するワクチンの用法・用量等に従い、一定の間隔を開けて接種してください。
異なるワクチンを接種する際の接種間隔 [PDFファイル/68KB]
定期の予防接種を受けた方に健康被害が生じた場合、予防接種法に基づく健康被害救済制度の給付を受けられる場合があります。
関連リンク「予防接種健康被害救済制度」(厚生労働省)<外部リンク>