平成30年10月28日日曜日、日本語講師としてドミニカ共和国に一年間滞在された大方芳恵さんと、ストリートダンスでご活躍されている井上博貴さん・郁美さんご夫妻を講師にお迎えし、ドミニカ共和国講演会とダンス体験を開催しました。
本来は9月30日開催予定だったのですが、台風のため延期になったのにも関わらず、30名と多くの方にご出席いただきました。
第一部では大方さんにドミニカ共和国の基礎知識や滞在時のエピソードなど、クイズを交えて楽しくお話しくださいました。みなさん身を乗り出して聞いておられました。
カリブ海に浮かぶ島ドミニカ共和国は、サトウキビ・カカオ・チョコレートの輸出が盛んで、年間を通じて温暖な地域でリゾート地としても有名ですが、実はアメリカ大陸の中でも最古の病院・大学・修道院などの施設があるそうです。
またあいさつや自己紹介など簡単なスペイン語講座も行われました。「出会ったらすぐ友達!」と、おおらかで陽気な方たちなので、町内で選手団と出会ったら「¡ Hola ! オラ」(日本語では「やあ!」)と声をかけたら喜んでくれるかもしれません!
第二部では、ドミニカ共和国が発祥の地でもあるメレンゲという音楽に合わせて、井上ご夫妻が息の合ったダンスを披露してくださいました。お二人の情熱的でキレッキレなダンスに感嘆の声を上げる方が大勢いらっしゃいました。
続いては参加者も一緒にダンス体験!井上さんのわかりやすいご指導のもと、全員そろったダンスは圧巻でした!
少ない時間ではありましたが、ドミニカ共和国の理解や文化が深まった時間となりました。
平成30年11月3日土曜日、先日の講演会同様に大方芳恵さんを講師にお招きし、調理を豊平地域在住の三戸佐知子さんにご指導いただきながら、ドミニカ共和国 料理講座を開催しました。
今回は、ドミニカ共和国の一般的に食べられているサンコーチョ、プラタノフリートス、コーンプディングの3品を参加者18名と一緒に作りました。
サンコーチョはドミニカ共和国の代表的な郷土食です。多種類の肉とカボチャ、プラタノ(食用バナナ)やキャッサバ芋などのイモ類や、パクチーなどの香味野菜の煮込み料理です。見た目はカレーのようですが辛みはありません。それを、油と塩を入れてわざと焦がした白飯にかけて食べました。香味野菜のさわやかな風味が口いっぱいに広がり、思わずおかわりをしたくなる美味しさでした。
プラタノフリートスは、輪切りにしたプラタノを一度揚げて、それを潰してもう一度揚げ、塩やケチャップをつけて食べます。プラタノは日本で見かける黄色いバナナとは違い、緑色で硬いバナナです。皮も手で剥くことはできず、包丁で切れ目を入れて剥きます。生のままではエグミが強くて食べられませんが、火を通すと大変美味しく食べられます。
コーンプディングはコーンミールという粉末トウモロコシにココナッツミルクなどを混ぜて作ったデザートです。とても甘く、多くの方がその甘さにビックリしておられました。ドミニカの人はコーヒーに数個の角砂糖を混ぜて飲むとか。甘い味の大好きな国民性のようです。
食材も味付けも日本とはまるっきり違うのですが、米料理が基本のせいか、私たち日本人にもすんなりと口にすることができ、参加者にも大変好評でした。
こうして「講演会」「ダンス」「料理教室」と一歩一歩確実にドミニカ共和国に近づいているような気がしています。
千代田中央公民館
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