脱炭素先行地域とは国の脱炭素達成目標である2050年を前倒しで実現するため、2030年を目標年として、選定された自治体の地域内において民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴う二酸化炭素の排出量の実質ゼロを達成する先駆的なモデル地域です。
本町は令和4年に「ゼロカーボンタウン宣言」を行い、脱炭素の取り組みとして、令和6年に設立した「一般社団法人北広島町地域エネルギー会社」を中心に再生可能エネルギーの地産地消の実現を目指しています。
この度の脱炭素先行地域への選定を受けて、本町の地域資源である水資源を最大限に引き出すための小水力発電の活用や、「一般社団法人北広島町地域エネルギー会社」で得られた収益を子育て支援に還元するなど、地域の脱炭素と課題解決に向けた取組を強力に推進していきます。
環境省脱炭素先行地域のホームページ<外部リンク>
1.テーマ
【水と共生するまちづくり ~町と県が連携した行政主導型小水力開発~】
2.全体像
・豊富にある水資源を活用するため、小水力発電の開発を行政主導で推進。導入から維持管理までを一括で支援するスキームを構築する。
・小水力発電を研究する官民連携プラットホームの広島CSVラボとの連携により、開発マニュアルを策定、知見・ノウハウをオープンソース化、県内市町に小水力発電を強力に展開する。
・北広島町が主体となって設立した新電力会社「一般社団法人北広島町地域エネルギー会社」が安価な再エネ供給を行うとともに、得られた収益を子育て関連施設でのサービス拡充に活用する。
3.事業期間
令和7年~12年度
・広島県
・一般社団法人北広島地域エネルギー会社
・北広島小水力発電株式会社
・株式会社もみじ銀行
・株式会社 YMFG ZONEプラニング
令和7年5月29日に、環境省が主催する「第6回脱炭素先行地域選定証授与式」が開催され、浅尾慶一郎環境大臣から箕野博司町長に選定証が授与されました。
共同提案者とともに登壇した箕野町長は、「北広島町の貴重な財産である水資源を活かし、大正時代から続く小水力発電を再興し、将来を担う子どもたちを応援してまいります。小水力発電所の開発は、数十年もの長きにわたり地域を明るく照らす存在になると確信しています。皆さんと力を合わせて、全国のモデルとして頑張ります」などとコメント。2030年までの目標達成に向けて、決意を新たに力強く挨拶をしました。
▲浅尾大臣から選定証を受け取る箕野町長 ▲第6回脱炭素先行地域選定証
▲環境大臣、副大臣、共同提案者と記念撮影
左から(株)もみじ銀行 高尾氏、北広島小水力発電(株) 中村氏、浅尾環境大臣
箕野町長、広島県 信夫氏、小林環境副大臣、(一社)北広島町地域エネルギー会社 八林氏
(株)YMFG ZONEプラニング 藏重氏