花田植の進行順序
花田植の核となる部分は、牛の代掻きと田囃(田楽)・田植歌に合わせた田植で、江戸時代に書かれた大田植の記録にも同様の情景が見られます。また現在では、牛の飾り付けや、牛・人の道行も大きな見どころの一つになっています。
初めに準備を終えた牛が道行をして会場となる田に入れられ、代掻きを始めます。牛はすべての代掻きを終えると田から出され、先に退出します。
その間に人も道行をしながら田へとやって来ます。代掻きが進められる中、苗を苗代から取って束ねる「苗取り」をし、代掻きが終わって「えぶり」で均されたあと、田植綱に沿って田植をして行きます。
行事の間、それぞれの場面に応じた田植歌が歌われ、作業はそれに合わせて進められます。