令和5年度の芸北文化ホールの日常をお知らせします。
芸北地域の特色ある「第38回 家庭と学校と地域を結ぶ教育の集い」が、開催されました。この集いは、家庭と学校と地域が一体となって子育て・教育をすることを目指して開催され続けています。今年度のテーマは、「みんなで育てよう 芸北の子ども~家庭で育て 地域で鍛え 学校で磨く~」です。発表・報告・提案のタイトルは、芸北小学校「協力して活動しよう~せどやま教室~」、芸北中学校「私たちが創り出す『芸北中学校』」、加計高校芸北分校は「第26代高校生平和大使として平和を発信する」、芸北地域振興協議会「まちづくりは『学びから』~芸北地域ビジョン“学びの郷 芸北構想”・“芸北未来会議”報告を踏まえて~」でした。たくさんの方の参加があり、学校・地域の取組を知り地域と一体となった子育てについて考えるとてもよい機会となりました。参加者アンケートでは、参加者全員が「参加してよかった」「発表内容がよかった」と、肯定的な回答をされています。この集いを契機にして今後も芸北地域の特色ある教育がますます充実することを願っています。
芸北ことぶき大学の第5回講座「落語鑑賞」と閉講式がありました。落語鑑賞は、落語家の入船亭遊京さんを招いての独演会で、「井戸の茶碗」「時そば」等の演目をしていただき、巧みな語り口調に加えて軽妙な身振り手振りで大爆笑の連続でした。大学生に加え一般の方も参加され、楽しく落語を堪能されました。この日は、閉講式も行われ、講座受講の皆勤者には記念のリンゴが手渡されました。受講された方が来年また元気に参加されることを祈念しています。世話をされた学長をはじめ役員の皆様、この1年間の運営ご苦労様でした。
芸北地域のこども園・学校・団体の作品を展示する芸北作品展がありました。地域からは、ちぎり絵・絵手紙・貼り絵・習字・絵画・壁画・工作・写真・生け花などの作品が出展され、たくさんの方に鑑賞していただきました。来館者からは、「生き生きとした作品ばかりで感動した」「どの作品からも熱い思いが伝わってきて頑張ろうと活力がわいた」「近所の方の知らなかった才能を知ることができた」などの声をいただきました。応募してくださった多くの団体・個人、来館していただいた方に感謝しています。来年も多くの作品出展があることを期待しています。
北広島町図書館の本のリサイクル市「古本市」が芸北文化ホールでありました。この「古本市」は、除籍した本や雑誌を無償で町内の方に譲るものです。芸北会場には、中学生を含む利用者が47人あり、本182冊、雑誌31冊が譲り渡されました。多くの皆様にご利用いただき感謝しております。また、この日には図書館司書による芸北中学校生徒を対象にした図書館ガイダンスがあり、図書館システムを利用した本の貸し出し・予約等の方法について説明がありました。中学生の図書館利用が増えることを期待しています。
10月の「となりの達人に教えてもらおう」講座は、アンデルセン芸北パン生活文化研修所(旧八幡小学校)での『パンづくり講座』でした。参加者は12人で、講師はアンデルセン芸北100年農場 高木俊介製パン学校 中原 勇先生でした。小麦粉から手仕込みでクルミパン・テーブルロール等を実際に作って学ばれました。パン作りは、温度・時間・重量が大切で、メモも熱心にされていました。初めてのパン作りの方も、分かりやすく楽しい講師の指導により、おいしいパンを皆さん焼き上げることができました。最後には、自分で作ったパンを実食され大変満足されていました。作ったパンは、お土産に持って帰られました。
北広島町図書館の企画で、「認知症にやさしい図書館」と題して玄関ロビーに特設コーナーを設け、認知症について詳しく知ることができる本の展示・貸し出しを行っています。期間は、10月17日までです。認知症のご本人が自らの気持ちを発信されている本、介護体験・関わり方・認知症介護の知識全般(介護食・脳トレ等)の本など、多種多様な本を展示しています。この機会を利用して、認知症についての理解を深めていただきたいと思います。皆様のご来館をお待ちしています。
芸北地域づくりセンター主催の「パソコンなんでも相談会」を実施しました。パソコンの基本操作、ワード・エクセルの基礎的な使い方などについて、芸北文化ホールの職員が相談に応える形で学んでいただきました。初日の10月2日には、2名の方が来館され限られた時間でしたが、相談事を解決され満足していただきました。今年度は、今後11月6日、12月4日に予定しています。この機会を利用して、パソコンの基本操作・基礎的な使い方について悩み事を解決されてはいかがでしょうか。実施日の2日前までに申し込みの連絡をお願いします。皆様のご来館をお待ちしています。
読書の秋を迎えています。芸北文化ホールでは、年間を通して月に1回、読書ボランティアの“なかよし文庫”の皆さんによる絵本の読み聞かせが行われています。9月のおはなし会のテーマは、『あきになったよー』でした。おはなし会では、「くだものなんだ(きうちかつ作)」「さつまのおいも(中川ひろたか作)」、大型絵本の「へびくんのさんぽ(いとうひろし作)」「ねずみのすもう(大川悦生)」などの読み聞かせがありました。参加した子供たちは、楽しそうに絵本の世界に入り込んでいました。絵本の選定・練習・打ち合わせと、精力的な取組をされるボランティアの方に感謝しています。
芸北地域づくりセンター主催の「手づくりを楽しむ会」がスタートしました。この事業は、講師の方を招いて手作りによる工作教室を行うことにより、趣味・嗜好を同じくされる方のコミュニティの場とすることが目的となっています。この会には7名の方が参加されています。この日は、さっそく「つまみ細工のブローチ」作りに取り組まれました。手作りによる作業を通して、笑顔の輪が広がっていました。今後は、月2回程度2月末まで実施され、参加者の希望も考慮しながら、いろいろな作品を作られます。
芸北文化ホール館内の照明がLEDになりました。9月19日(火)より業者による工事が始まり、多目的ホール・玄関ロビー・研修室・図書室などの取り替えが行われました。16日(土)には、専門清掃業者による館内各所の一斉清掃がありました。(日常的には月に2回程度、シルバー人材センターの皆様にしていただいております)。LED照明・一斉清掃により、皆様に、より気持ちよく明るく館内を使用していただくことができるようになりました。10月・11月には、ホールでのイベント・会議が多く計画されています。皆様のご来館をお待ちしております。
芸北ことぶき大学 第3回講座「認知症予防講演会」が、町保健課との共催で実施されました。講師は、千代田病院院長 瀬川昌弘先生で、演題は「知って安心 認知症」でした。芸北以外の方を含めて56名の参加があり、会場の第一研修室は聴講者でいっぱいになりました。「認知症と判断すべき事象」「認知症の種類と原因・治療」「予防として日々の生活で注意すること」「認知症の方への公的支援」などについて、スライドを使って分かりやすくお話していただきました。次回の講座は「町内社会見学(10/19)」で、戦国の庭歴史館、千代田のまちづくりセンター、“ゆかり”で有名な三島食品資料館などを見学され、見聞を広められます。
芸北ことぶき大学の第2回講座「映画(老後の資金がありません)」鑑賞会」がありました。ことぶき大学生と一般参加者 48名の方が映画鑑賞をされました。この映画は、夫の給料や自身のバイト代をやり繰りして老後の資金を貯めてきた節約がモットーの主人公(天海祐希)が、老後の資金問題に直面をするという映画で、コミカルな中に老後のいろいろな問題について考えさせる内容になっていました。参加者は、2時間弱の映画を楽しまれました。第3回の講座は、9月14日(木)に千代田病院の瀬川昌弘先生による「認知症予防講座」が計画されています。町保健課との共催になっており、学生以外の方も参加できます。
芸北「こども科学実験教室」を、芸北B&G海洋センターで実施しました。放課後児童クラブを利用している28名の児童が参加し、芸北中学校の栗栖先生の指導により、「水の入ったボトルの中で浮き沈みする楽しいおもちゃ(浮沈子)」を作りました。水で満たしたペットボトルの中の浮沈子(“たれびん”〔少量の空気入り〕)が、外部からの圧力の有無により不思議なことに浮き沈みします。パスカル・アルキメデスの原理が関係しています。重しの針金をまいた“たれびん”の中の空気の量を調整しながらのおもしろ実験となりました。うまく浮き沈みできた時は、歓声の声が上がりました。参加児童全員が、科学の不思議を実感し「とても楽しかった」「楽しかった」と回答してくれました。夏休み中の楽しい思い出となったようです。
芸北地域づくりセンターでは、芸北地域の方を対象にした新たな事業「手づくりを楽しむ会」「パソコン(なんでも)相談会」を9月より開催します。「手づくりを楽しむ会」は、外部講師指導による手作り工作の教室で、9月21日より『つまみ細工によるブローチ』の製作からスタートし、年度内に10回程度計画しています(写真は過去の様子)。9月4日まで参加者を募集します。「パソコン(なんでも)相談会」は、芸北文化ホールの職員が相談に応える形で、10/2,11/6,12/4に開催します<2日前までに連絡を>。申し込みは、芸北文化ホールへお願いいたします。皆様の参加をお待ちしています。詳しくは、芸北全戸配布のチラシをご覧ください。
暑い日々が続いております。残暑お見舞い申し上げます。芸北文化ホールの花壇には、朝顔とミニヒマワリがきれいに咲いて、皆様の来館をお持ちしております。花壇には、秋の七草の一つ「フジバカマ」も育っています。秋の初めに小さな白い花を、房状に多数咲かせます。その花には、南の沖縄や台湾から2000㎞以上を飛んで旅する羽を広げると10cm以上になる大型の蝶「アサギマダラ」が、今年も花の蜜を求めてやってくることでしょう。珍しい蝶の飛来を楽しみにしております。
加計高校芸北分校のオープンスクールがあり、北は東京・神奈川、南は福岡・大分までの県外14名を含め県内外より81名の中学生とその保護者等が参加されました。歓迎セレモニーの神楽部「八岐大蛇」より始まり、生徒会による魅力ある教育カリキュラム・学校生活の紹介、校舎ツアー、部活体験(神楽部・女子ソフトテニス部・硬式野球部・女子バレー部 ・競技スキー部等)がありました。希望者による寄宿舎見学もありました。生徒が自信をもって主体的に生き生きと進行・運営していました。
北広島町の高齢者を対象とした「元気づくり推進事業(元気づくり“どんぐりコース”)」が、開催されました。この事業は、高齢者の健康増進と介護予防を目的として実施されています。事業の委託を受けた“どんぐり財団”の指導者のリードにより、体ほぐし・筋力アップの体操を楽しくされました。日頃は、小さい行政区で地域リーダーを中心に、週2回の運動をされており、年間3回程度、芸北全体で集まって運動をされることになっています。この事業は、地域住民のコミュニケーションの場にもなっているとのことです。
7月20日(木)より、北広島町図書館の利用システムが新しく変わりました。貸し出しについては、基本今までと同様のサービスになりますが、新システムへの変更に伴い新デザインの利用カードをご用意していますので、希望される方は申し込みの申請をしてください(無料)。今まで使用されていたカードも継続利用できますが、新旧カードともに貸出本の印字はされません。貸し出し状況はレシート発行で確認していただきます。不明な点は、北広島町図書館・各分館へお問い合わせください。皆様の図書館への来館をお待ちしています。
デジタルリテラシー向上を目的とした「スマホなんでもサポート号(スマサポ号)<ソフトバンク>」を活用した“まちづくりセンター事業”が、芸北文化ホールでありました。スマサポ号が年間を通して計画的に、町内各地域を巡回し、スマホ教室(スマホ基本操作・アプリ操作等)を行うものです。参加者は、「分かりやすい」と好評でした。1回1時間程度、一度に3名の方が受講でき、ソフトバンク職員によるフォローもあります。今後、芸北地域で受講を希望される方は、芸北文化ホールへ問い合わせ・申し込みをお願いします。
芸北ことぶき大学の開講式がありました。第1回講座として、西中国山地自然史研究会理事長 上野吉雄先生による講演会(演題「牧野富太郎博士と八幡高原の動植物」)と、シンガーソングライターの 新屋まりさんによる「みんなの歌」と題しての音楽会がありました。ふるさとの歴史・自然を学ばれたり、新屋さんと一緒に合唱され楽しいひと時を過ごされたりしました。今後、映画鑑賞(8/24)「老後の資金がありません」、認知症予防講演会(9/14)」、町内社会見学(10/19)、落語(11/15)が計画されています。
北広島ふるさと夢プロジェクトは、町内の5年生を対象に、ふるさとの自然を生かした体験活動や民泊先での田舎暮らし体験、地域の方とのふれあいを通して、ふるさとの良さを実感させる事業〈6月~9月〉です。町内の同学年児童による自然の中での共同体験を通して、課題解決する力や協働する力を養うことも目的です。ホールでは、民泊家庭との対面式・お別れ式が行われ、児童は芸北で「せどやま体験(オークガーデン)」「川魚つかみ取り・調理体験(大暮養魚場)」をします<芸北小は豊平に民泊し、そば打ち等を体験>。
北広島町役場危機管理課主催の「避難所運営研修会」がありました。集中豪雨等により災害発生の危険性が高まり避難された方に対応する避難所開設担当者・役場の関係職員が参加し、避難所当番の役割・避難者対応、避難者のための畳段ボールベット作り等について研修されました。芸北文化ホールは、指定避難所・指定緊急避難場所になっています。一時避難・生活のための食糧・飲料水なども備蓄されています。避難指示等が出た場合の避難所として積極的にご活用ください。
元ドミニカ共和国大使で、東京理科大学の牧内博幸国際化推進センター長の講演会が、芸北中学校と加計高校芸北分校の生徒を対象に開催されました。「IT・AI時代における理系学習の大切さと日本の国際化に向けた中高生の心構え」という演題で、高い目標を持って継続し努力すること、数学・英語の力・国際感覚を身に付けることの大切さ等について、具体的な事例をもとにわかりやすく話をされました。講演会後には、感謝の気持ちを込めて、芸北の自然をうたった歌「芸北の空」を合唱しました。
5月22・23日に、大阪府大東市の四条畷学園小学校の6年生90名が、修学旅行として芸北をはじめ町内で民泊・田舎暮らし体験をされました。芸北文化ホールでは、民泊家庭との対面式・お別れ式が行われ、被爆体験について講師の方より話を聞き平和についても学習をされました。16日には、石川県の丸内中学校が同じく町内で民泊体験をされています。30日には大阪府の忠岡中学校が民泊体験をされます。芸北文化ホールは、北広島町内の民泊体験活動の拠点として利用されています。
5月18日(木)に、ドコモショップ千代田店の協力を得て、「スマホ教室」を開催しました。この教室は、北広島町地域づくりセンター連携事業として、年間を通して町内4地域の持ち回りで開催され、スマートフォンの基本的な操作方法などが学べる教室です。今回の講座内容は、スマホの基本操作とカメラの使い方についてでした。参加の皆さんからは、「いろんなスマホの機能が知れてよかった。」「丁寧に教えていただき、分かりやすかった。」等の声をいただきました。どの地域の教室にも参加できますが、事前の申し込みが必要です。スマホをもっと上手に使ってみたいという皆様のご参加をお待ちしております。
芸北文化ホールは,地域の諸活動の拠点として,学校・地域の方等に年間を通して多様に活用していただきます。芸北文化ホール利用の行事・活動について,「芸北文化ホール トピックス」コーナーを設け広く紹介することにしました。また,芸北文化ホールでは,「高原の自然史(全14号)」「フィールドガイド 芸北の自然」「芸北まるごと博物館(DVD)」「芸北 カメラが語る昭和初期(写真集)」など,特徴ある芸北の自然・歴史などに関する貴重な書籍等の販売も行っています。お越しの際は,ご覧ください。
高齢者の方の在宅生活を支えるために、調理実習室で年間を通して毎週 火・木曜日に、希望される方に「芸北ふれあい弁当」が作られています。社会福祉協議会のお世話で、調理・配達ともに地域のボランティアの方が行われています。利用者の方は手作りの温かい弁当を楽しみにしておられます。また、第1研修室では、年間を通して毎週火曜日に、65歳以上の高齢者の方を対象にした健康づくりのための教室「スキッと元気塾」が開催されています。健康運動指導士の先生の指導により、脳トレのゲームを楽しんだり体を動かす体操で、心身の健康づくりに取り組まれています。
朝の連続ドラマ等でも話題となっている「植物学の父」で日本を代表する植物学者 牧野富太郎博士は、本町の八幡を訪れられています。八幡には広い湿地があり、カキツバタの生育地となっていました。初夏になるとカキツバタが見事な花を咲かせます。博士は、カキツバタの美しさに感動され、ハンカチを取り出して紫の花汁を擦り付けたり着ていたワイシャツに直接擦り付けたりして喜ばれました。博士は旅館にもどられると、その時に自分で詠まれた句「衣にすりし昔の里か燕子花」を書で表されています。本館にはその句を含む直筆された書・四句を展示し、牧野博士の足跡とあわせて紹介しています。是非、来館してご覧ください。