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天然記念物

印刷用ページを表示する更新日:2018年4月1日更新

▼ 特別天然記念物

オオサンショウウオ

▼ 国指定

大朝のテングシデ群落

▼ 県指定

大朝の大アベマキ

八栄神社の大ヒノキ

古保利の大ヒノキ

本地のクロガネモチ

都志見のアスナロ

熊野新宮神社の大スギ

▼ 町指定

西八幡原のクヌギ

八幡大歳神社社叢

ナラガシワ群生地

亀山八幡神社社叢

宮地のシダレザクラ

中祖のコウヤマキ

スギ(通称固完杉)

苅谷形のアスナロ

土橋のニレ

大利原のカヤ

才乙のイチョウ

奥中原のシダレザクラ

小原のヒノキ

大暮のホウ

大暮のツガ

溝口のモミ

溝口のイチョウ

溝口のサクラソウ群落

本谷マンシュウボダイジュ

小田のサワラ

カワシンジュガイ

 

オオサンショウウオ

おおさんしょううお

 オオサンショウウオ(別名「ハンザキ」)は、現在地球上に生存する有尾両生類中最大のもので、生きた化石として世界的に有名である。中部地方から九州に至る山間の渓流に生息しているが、中国地方は特に著名な生息地で、本県では太田川水系・江の川(ごうのかわ)水系・高梁川(たかはしがわ)水系の山間の清流に生息している。オオサンショウウオのうち大きいものは、体長1.5mに達する。性質はいたっておとなしく、水中の岩下やほら穴の中にひそみ、カエルやサワガニなどを補食する。夏、小流の深所にじゅず状の卵塊を産み、幼生は4~5年後に成体となる。

指定年月日

天然記念物指定:昭和26年(1951)6月9日
特別天然記念物指定:昭和27年(1952)3月29日

公開状況

非公開

オオサンショウウオ拡大画像

大朝のテングシデ群落

おおあさのてんぐしでぐんらく

 テングシデは枝條の屈曲が著しいイヌシデの変種である。指定地内にある89本のうち最大のものは胸高幹囲が約3m・樹高14mである。近年の調査により、突然変異による形質が遺伝的に固定されたもので、種子による世代交代が行われていることが明らかにされた。テングシデに対する畏敬の想いや、木を損なう行為に対するタブーなどから、この地で大切に保護され現在まで残されてきたものである。 このような特異な遺伝形質を持った樹木の群落が残されたことは、学術的にも貴重である。

指定年月日

平成12年(2000)9月6日

公開状況

常時公開(冬期間は積雪のため見学困難)

大朝のテングシデ拡大画像

大朝の大アベマキ(矢熊のミヅマキ)

おおあさのおおあべまき(やぐまのみづまき)

 アベマキはわが国中部以西の山地に多い落葉高木で、朝鮮半島・中国にも分布するが、乱伐の結果大木はきわめて少ない。本樹は樹高約30mを測り、地上高5mで南に大枝・北に小枝を分かち、それより上方約3m間に東西南に4本の大小枝を分かっている。県内有数の巨樹である。

指定年月日

昭和23年(1948)9月17日

公開状況

常時公開(墓所内にあるので、見学の際には御配慮ください)

大朝の大アベマキ拡大画像

八栄神社の大ヒノキ

やさかじんじゃのおおひのき

 本樹二株は八栄神社参道の両側に生育しているもので、樹高は右が約25m・左が約39m、胸高幹囲は右が5.52m・左が4.2mである。石段下から見て左手のヒノキは根元北西側に窪んだ部分があるので「雌ヒノキ」と呼ばれ、右手のヒノキは根元北西側に直径20cm・長さ25cmの突出部があるので「雄ヒノキ」と呼ばれている。「雄ヒノキ」は突起が多い上に支根の発達が顕著で、偉観を呈する奇形樹である。二株ともヒノキとしては県内有数の巨樹である。

指定年月日

昭和38年(1963)4月27日

公開状況

常時公開

八栄神社の大ヒノキ拡大画像

古保利の大ヒノキ

こおりのおおひのき

 本樹は古保利薬師収蔵庫前に位置する。樹高は約30mで地上約6mのところで六支幹に分れ県内有数の巨樹であったが、平成3年(1991)の台風・落雷等で折れてしまい、現在は四支幹になっている。

指定年月日

昭和17年(1942)6月9日

公開状況

常時公開

古保利の大ヒノキ拡大画像

本地のクロガネモチ

ほんじのくろがねもち

 クロガネモチは雌雄異株の常緑広葉樹であるが、本樹は雄株で樹高約31mである。地上約3mのところで南北の二大支幹に分れ、全形はほとんど平行に直に立ち、円筒形の樹冠を形成する。文禄・慶長の出兵(1592~1598)に出陣した者が苗木を持ち帰ったという伝説がある。

指定年月日

昭和17年(1942)6月9日

公開状況

常時公開

本地のクロガネモチ1本地のクロガネモチ2

都志見のアスナロ

つしみのあすなろ

 北広島町琴谷に役場支所があり、その東方約300mの西向き斜面の丘にアスナロの独立木がある。「明日ヒノキになろう」が語源とされているアスナロはヒノキ科の常緑針葉樹高木で、ヒノキに似ているが遥かに幅広である。都志見のアスナロは植栽されたものであるが、生育環境の厳しさも考慮に入れて樹令は約250年と推定される。樹高約19m・胸高幹囲2.8m。

指定年月日

昭和58年(1983)3月28日

公開状況

常時公開

都志見のアスナロ拡大画像

熊野新宮神社の大スギ

くまのしんぐうじんじゃのおおすぎ

 熊野新宮神社の社叢はスギを主とする木立で、本樹はその中で一番目立つ大木である。樹高約39m・胸高幹囲6.7m・推定樹令500年である。

指定年月日

昭和58年(1983)3月28日

公開状況

常時公開

熊野新宮神社の大スギ拡大画像

西八幡原のクヌギ

にしやはたばらのくぬぎ

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

西八幡原のクヌギ拡大画像

八幡大歳神社社叢

やはたおおとしじんじゃしゃそう

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

八幡大歳神社社叢拡大画像

ナラガシワ群生地

ならがしわぐんせいち

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

ナラガシワ群生地拡大画像

亀山八幡神社社叢

かめやまはちまんじんじゃしゃそう

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

亀山八幡神社社叢拡大画像

宮地のシダレザクラ

みやじのしだれざくら

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

宮地のシダレザクラ拡大画像

中祖のコウヤマキ

なかそのこうやまき

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

中祖のコウヤマキ拡大画像

スギ(通称固完杉)

すぎ(つうしょうこかんすぎ)

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

スギ(通称固完杉)拡大画像

苅屋形のアスナロ

かりやがたのあすなろ

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

苅屋形のアスナロ拡大画像

土橋のニレ

つちはしのにれ

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

土橋のニレ拡大画像

大利原のカヤ

おおとしばらのかや

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

大利原のカヤ拡大画像

才乙のイチョウ

さいおとのいちょう

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

才乙のイチョウ拡大画像

奥中原のシダレザクラ

おくなかはらのしだれざくら

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

奥中原のシダレザクラ拡大画像

小原のヒノキ

こばらのひのき

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

小原のヒノキ拡大画像

大暮のホウ

おおぐれのほう

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

大暮のホウ拡大画像

大暮のツガ

おおぐれのつが

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

大暮のツガ拡大画像

溝口のモミ

みぞぐちのもみ

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

溝口のモミ拡大画像

溝口のイチョウ

みぞぐちのいちょう

指定年月日

昭和59年(1984)3月29日

公開状況

常時公開

溝口のイチョウ拡大画像

美和のサクラソウ群落

みわのさくらそうぐんらく

指定年月日

平成19年(2007)11月21日

公開状況

常時公開

美和のサクラソウ群落拡大画像

本谷のマンシュウボダイジュ

ほんたにのまんしゅうぼだいじゅ

指定年月日

平成16年(2004)3月15日

公開状況

常時公開

本谷のマンシュウボダイジュ拡大画像

小田のサワラ

おだのさわら

指定年月日

平成9年(1997)7月4日

公開状況

常時公開

小田のサワラ拡大画像

カワシンジュガイ

かわしんじゅがい

  氷河期の生き残りとされ、寿命は約100年。殻は最大で10cmを超える。国の絶滅危惧II類。広島県では同I類で、北広島町は世界の分布の南限といわれる。

指定年月日

昭和61年(1986)10月15日

公開状況

非公開

カワシンジュガイ拡大画像